最後の給料
今日は会社員生活最後の給料日だった。
手取り額は 88,000円。
これは通常の半分以下の金額だ。
なぜこんなに少ない金額なのかというと、決して会社が意地悪しているわけではなく、社会保険料が2ヶ月分引かれているからである。
保険料は1ヶ月遅れの徴収なので、月末退社だと喪失日が翌月1日となり、退職月は当月分も合わせた徴収額になるというカラクリなのだ。
そのほか3ヶ月前に半年分の交通費をもらっていたので、退職後の返納3ヶ月分 (8万円) も引かれていた。これは損も得もしていない (と言いつつ実は1ヶ月分しか電車の定期券を作っていないので本当は得している) はずなのだけど、額面マジックでみすぼらしさMAXだ。
あらためて給与明細を見てみると、手取り額が少ないといつもブーブー言っていたが、これは今まで税金も保険も年金も会社が手続きしてくれていただけだし(しかも手数料なしで)、保険や確定拠出年金に至っては会社が半額負担してくれていたし、来月以降はこれらを全部自分でやっていくことになるんだなあと考え込んでしまう。
無職だろうがなんだろうが一生ついて回るものではあるが、こうやって会社や国に守られているおかげで、自分達は生活できている。
日本は海外諸国と比べても恵まれてると思う。アメリカと違って、お金がなくてものたれ死ぬことはめったにない。
これはすごくありがたいことなのだ。
国の手厚い制度を有効に活用するためにも、日本の制度の落ち度に文句を言うためにも、あとは詐欺に遭わないためにも、まずは自分がしっかりとお金のことについて勉強するのが一番手っ取り早いんだろうなと思っている。