早期退職おじさんの日常

早期退職制度を利用して57歳で会社を辞めました。

明日から肩書きが「無職」になります

2ヶ月間の有給休暇消化が本日で終わる。

今日まで肩書きは「会社員」だったのが、明日からは「無職」。

万が一ニュースなどで自分の名前が載るようなことがあれば、一気にステータスが「いい歳して仕事してないおっさん」へと格下げになるわけだ。

これまで大した成果を上げたわけではないが、会社に守られ相応の対価を得ていた。明日からは守ってくれるものもお金を与えてくれる場所もない。

ちなみに最終出勤の翌日にはもう自分の席はなくなっていたそうだが、それはどうでもいい。

しかし、どうしてニュースに載る時って肩書きが紹介されるんだろうな。住んでいる場所と名前と年齢だけでもよさそうなものだ。肩書きを付随することで、見る側にイメージを植え付けるのが目的だろうか。

僕は、数年前に誰でも名前を知ってる大手メーカーへ出向していたことがある。3年間はそこの社員として仕事をしていた。

で、そこで最初に受けた教育が「絶対にコトを起こすな」だった。それは交通事故も含めての話で、なぜかというとニュースで載ってしまう肩書きが「会社員」ではなく「○○社 社員」と社名付きで出るからだ。

実際、在籍中に本部内のプロパー社員が飲酒事故を起こしたことがある。公道でない場所での自損で怪我もなかったそうだが、それでも社名の肩書付きでニュースになった。

翌日には自部署の社員数百人が一斉に集められ、朝礼で名前以外の詳細を発表され、くれぐれもこのようなことのないようにと注意喚起がなされた。それほど大手は自社イメージを大切にしているのだなあと改めて感じた。

まあ企業イメージ云々より、事故の当人はそれで即日退職しているので、一瞬で人生を棒に振ってしまうことのほうが怖いなと僕は感じたのだが。

話が大胆に逸れたが、会社員だろうと無職だろうと、これからも慎ましく過ごしていくことを心がけるしかない。

明日からしばらく、真っ当な無職になるための手続きを粛々と進めることにする。