早期退職おじさんの日常

早期退職制度を利用して57歳で会社を辞めました。

9年ぶりに鰻丼を食べた

岐阜県関市の老舗鰻料理店へ行ってきた。

ウナギを食べるのは9年ぶりだろうか。

鰻の漁獲量は平成25年の記録的不漁の頃からあまり劇的に上がっておらず、しばらく食べるのを控えていたのだ。世の中がウナギ自粛の傾向にあるせいか、以前に比べて老舗の鰻料理店が随分減っているように感じる。

牛丼チェーン店で格安の鰻丼が供されるようになったり、ここ2年のコロナ禍不況もあって、ますますそういった老舗店は苦境に立たされ続けているのだろう。

しかし食べるのを我慢したせいで、せっかくお客さんに食べてもらうために用意された食材が無駄になるというのも本末転倒である。

鰻屋さんにはどうか生き延びてほしい。そんな思いを抱えながら、ウナギ食べたい欲の限界点を迎えた僕は、先述の老舗鰻料理店、辻屋へ行ってきた。

建物もたいへん年季が入っている

辻屋は江戸時代末期ごろの創業だそうだ。

関市の中心部にあるアーケード商店街の一角にあるのだが、他の店はシャッターの閉まった店が多く、この店だけ行列ができているような状態である。

関市内には他にも何軒か有名な鰻料理店があり、行列嫌いの僕は他の店にも行ってみたのだが、どこも閉まっていて結局行列に20分程度並んだ。

店内はかなり広く、満席のために料理が出てくるのにも時間がかかる。

30分ほど待ってようやく僕の席にもウナギがやってきた。

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10年前までは並丼だったものが、今は上丼と名前を変えていた。値段も3000円ちょっと。米が以前より固くなったように感じたが、それは多分自分が歳を取ったせいだろう。変わらぬ辻屋の味で安心した。

 

店内の池には、ペットの大ウナギ (20歳) もいる